八段から十段の人へ 第三章 〜フィーリングでだめなら頭を使え〜

今回はいつも以上に話半分に聞いてください。
僕は頭で考えて攻略するタイプなので、そのすすめみたいなものです。



自分で言うのもなんですが、僕はすごく頭でっかちな音ゲーマーなんです。
周りにIIDXプレーヤーがいなかった頃は2chに入り浸っていたりしたので、
どうしても音ゲー全般を文章化して考えちゃう癖があるんですよね。



何度かこのシリーズで「苦手を洗い出せ」というようなことを書いたと思います。
今回は苦手を洗い出してそれからどうするか、という話でもあります。


例えばある曲が同レベルの人と比べて明らかにできなかったとします。
そのときにその曲をひたすら練習するのも手だとは思います。


でも苦手なものをひたすらやり続けるのって、苦痛になってきちゃうこともありますよね。
そのときに、「なぜ自分はこの曲が苦手なのか」と考えてみるといいかもしれません。


軸が多いから苦手、速いから苦手、皿が多いから苦手。
そこから一歩進んで考えてみましょう。
運指、フォーム、SUD+やHSの設定、目線、認識の仕方、曲と譜面の絡み方、
これらをよくよく考えてみると、なぜ苦手なのかもっと詳しくわかるかもしれません。


そして苦手な譜面をただの「乱打譜面」、「階段譜面」と片付けずにもっと細かく特徴を考えてみると、
その曲をひたすらやる以外の練習方法が見つかるかもしれません。
例えば下位譜面や上位譜面をやってみるとか、CSのトレーニングモードを使ってみるとかですね。




また、譜面をじっくり眺めるのもいいですよ。
ランダムをかけたときの譜面予測ができると認識を補うことができたりします。


例えばTropical April(SPA)の交互地帯は1ノーツ目と2ノーツ目の交互に、同時押しの他の2つが絡む配置です。
蠍火なら、最後の連打の軸は最初のフレーズで8分の3連打がある鍵盤で、中盤の連打は最初の同時押し地帯の最後の3つ、とか。


身構えておけば出遅れる可能性も下がりますし、「見えないけどこういうのが降ってきてるはず」とがむしゃらに手を動かしてなんとかすることができたりします。
案外高難易度曲の難所って画像で見ると単純な配置をしていたりするので、わかっていればどうにかなることもあるんですよね。




ひたすら降ってくるものを叩いて擦ってするだけのゲームではありますが、敵を知り己を知れば百戦危うからず、です。
もちろん敵っていうのは譜面のことですけどね。






今回はちょっと短めでしたが、ご拝読ありがとうございました。


言語化して音ゲーの知識や自分の得手不得手や感覚などを捉えておくと、他のプレイヤーとの会話や意見交換もしやすいので個人的にはすごくおすすめです。
いろんな角度から運指や認識について見ることができると、より自分の弱点とかを克服しやすかったりしますしね。




さあ、今日からあなたも頭脳派音ゲーマー!