八段から十段までの人へ 番外編 〜スコアなんて出ねえよ!って人へ〜

実はこの話、どっかでしようと思ってたんですが、番外編として挿入することにしました。
こういうシリーズものの記事って大抵どっかで番外編が入るので、
なんとなくこれで僕の記事にも箔がついた感じがしますね!気のせいですね!



これから書くことはすべて僕の実体験に基づいたものなのでいつも以上にあてにならないかもしれません。
僕がこういう風に練習してきて上達してきたよ、もしよかったら参考にしてねって感じです。



僕がスコアなんてものを意識し始めたのはGOLDになってからです。
当時の僕はDDの終わりでぎりぎり十段を取ったぐらいのレベルでした。
ピカグレが2点でグレートが1点、EXスコアの8/9でAAAなんてことはもちろん知りません。
DD十段はおそらく歴代最弱なので、EMPやSIRIUSの九段ぐらいだと思ってください。
ちなみに⇒、No.13、DUE、ワンモアです。


さて、そんな僕が昔意識していたことは「GOODを出さない」ということです。
うまい人がこう言ったらしいと2chで見たのでとりあえずそれだけは気にしてました。
単発みたいな簡単なところではGOODを出さないようにするってことです。
GOODは0点なのでGOODを出すのも切るのも同じなんですよね。
これは結構大事です。



スコアを鍛えるにはまずはGOODを出さないことを意識しつつ、同時押し中心の曲でAAAが出せるようになりましょう。
SCORE RATEソートという便利な機能があるのでレベル別フォルダをSCORE RATEで並べると大体どの曲がスコア出しやすいかわかると思います。
大抵は同時押し系のいわゆるオッス譜面が上位に並ぶと思います。


さあ、あとはノリノリになってオッスオッスしてスコアを伸ばすだけです。
これであなたも立派なスコアラー・・・といかないのがむずかしいところなんですね。




例えばの話ですが、mosaicのハイパーだけをやり続けてMAX-20とかのスコアが出せるようになったとしても、多分革命でAAAを出すことはできないでしょう。
8分がいくら光るようになっても、16分はなかなか光らないんですよね。


「8分とか16分とかなにそれ?」って人は軽くぐぐってみてください。
IIDXをやっていて実際に問題になるのは「間隔が短いか大きいか」です。
わかりやすく説明すると、CROSS ROADEmpire State Gloryって曲のテンポはほとんど一緒なのに叩く速さは倍ぐらいですよね。


要するにテッテッテッテじゃなくてテケテケテケです。
これを光らせるにはまた違ったスキルが必要だと僕は思うんです。
ガチ押し理論なんていう超上級者向けテクニックもありますけど、まあそれはとりあえず置いておくとします。


16分を光らせる上でもっとも大事なことは「ひとつひとつのノーツをきちんと叩く」ってことです。
スコアを狙うなら餡蜜や自動化なんてしないで降ってくるものを全部よく見て大事に押しましょう。
「押させていただく」ぐらいの気持ちで。




それからこれはあくまで僕の論であり、実際に僕が練習したやり方なんですが、16分譜面の基礎は交互にあると思うんです。


どんな16分譜面でもノーツをひとつ叩いてから次のノーツに移行する動きは同じです。
2ノーツ単位で区切りながら譜面を見ると、縦連のない譜面はすべて速さや叩く場所が違うだけです。
その基本の動きを繰り返して体に覚えこませるのが交互系譜面です。


いわゆるトリルってやつですね。
僕は本来の意味でのトリルじゃないものはトリルと呼びませんけど。


まあとにかく交互が中心のSHOOTING STARやANDROMEDAのような譜面が基礎だと思うんです。
そこからまんべんなく散らばった単鍵の乱打(あるいは階段譜面)、
同時押しの混じる交互系譜面、軸が混じる譜面、散らばっていない乱打と要素を追加しながらやっていくといいと思います。


散らばった譜面なんかは前述のEmpire State GloryやCyber Force、
同時押し混じりはTomorrow PerfumeやParasite World、
軸混じりはoratioやReal、
散らばりのない偏った乱打は電人リミックス、NEBULA GRASPER、
この辺が一例です。
記憶が曖昧で申し訳ないんですが、この辺は確かハイパーもアナザーも譜面傾向は変わらないはずなので自分にあった方でやってみましょう。
どれもわりと一定のリズムで隙間なく16分が降ってくるはずです。


どのぐらいの速さの曲から始めるのがいいかはおそらく人によって違うと思うので、
自分の得意な速さから始めるのがいいんじゃないでしょうか。
特にわからなければ140〜160の中速で探してみましょう。


あと、とにかくランダムで!どんな譜面でもスコアを狙えるようにがんばりましょう!
かの銀さんは言いました。「No.13ごときで当たり外れとか言ってるうちは初心者」と。
この精神は大事です。
完全な当たり譜面が存在しない譜面も数多くあります。
むずかしい部分が叩きやすい配置だと、やや簡単な部分が押しづらいということはままあります。
そこでいかに食いしばれるかってこともスコアを出す上では大事になってきたりするんですよね。
最後まであきらめずにがんばりましょう。


練習曲を決めてじっくり自己べを伸ばして自分の限界を探っていけば必ずびかびか光るようになるはずです。
ややむずかしいところが全ピカで繋がったときは涎出るほど楽しいですよ!




一定間隔でノーツが配置された譜面の話ばかりしていますね。
ここまで一切ズレ系の譜面の話を出していませんが、これのコツは僕も説明しきれません!


自分でもなんとなくで押してるのです。
でもこれだけは確かなことですが一定間隔で叩く譜面を光らせることができれば、
ハネたりズレたりしてる譜面もある程度光ります。


究極のところまで行くと個人個人、曲単位での攻略になるのでそこは書くことはできません。


そんなわけで僕なりのスコア講座でした!
お読みいただきありがとうございます!







あとがき


さて、スコアラー講座的ななにかでございました。
いかがでしたでしょうか。感想などあればコメントやリプなどお願いします。


スコアを狙いだすと途端に難しさや面白さに気づく曲が増えてくると思います。
その辺りの楽しさをぜひ味わってほしいと思って書きました。
願わくば皆伝の末席を汚している程度の僕の個人的な指南があなたの役に立ちますように。


書き忘れ的なことなんですが、僕はEMPRESSの頃に本文で書いたような練習をしたあとに☆10のAAA埋めをしました。
膨大な数だったのでアナザーに絞りましたが。
確か最終的に未鳥は16ぐらいだったと思います。
ちなみに当時は十段で未難は冥卑弥呼FAXX蠍嘆麺ゴビヨアイズの8曲でした。


これがかなりの刺激になって、なかなかスコアの出せないいわゆる癖譜面の魅力にとりつかれてしまいました。
ever greenやCatch Meなんていうクリアするだけなら簡単だった曲がなんとむずかしいことか!
クリア埋めだけでなくスコア埋めをするのも再発見や苦手つぶしにとても効果的だと思います。
がっつりスコアラーするのも楽しいのでぜひぜひ。


今回は目押しとかリズム押しの長さ的な意味でしませんでした。
また機会があれば書きたいですね。
感覚的な部分も大きいのでなかなか文章化、一般化するのは難しいかもしれませんが。


あ、あとこれはあくまでAAAを狙うラインでの話です。
大きく違うわけじゃないんですが、MAX-一桁とかそういうレベルになってくるとまた違ったコツみたいなものがあると思います。
そして逆にB判定の曲をA判定まで持っていくとかいうのも多分また違いますね。




最後に私信ですが、むらさきさんにお褒めいただきとても嬉しかったです。
気づくのが遅かったのでこの場で失礼します。



次回は頭を使って上達しようってお話です。
ではまた。





追記

「なんで2ノーツ単位で区切りながら譜面を見るの?」
「なんで交互→単鍵乱打→同時押し交互→軸譜面→偏った乱打って発展の仕方をするの?」
というツッコミをされたのでちょっとだけ追記。


つまり僕はノーツを1つ叩いてから次のノーツを叩くって動作の精度こそがスコア力だと言いたかったんです。
これを練習するのにもっともやりやすいのが単調な動きを繰り返す交互系譜面だと思うのです。


そしてその交互系譜面からその他の要素が混じった譜面に発展させていくといいのだと思うのです。
つまり「交互→単鍵乱打→・・・」ではなく、「交互→その他の要素が詰まった譜面」ということですね。


確かに読み返してみたら自分でもわかりづらいと感じましたので追記しました。