八段から十段までの人へ 二章 〜安定した上手さとは

上手い下手にもいろいろな要素がありますよね。
とにかくむずかしい曲に白いランプや虹色のランプがついてる人、エンパイアステートビルのようなグラフをぼこぼこ作ってる人、
三曲目に平然と難曲を選んで余裕の表情でEXTRAステージに進む人、むずかしい曲でお皿洗いをしてる人…



さて、今回は「上手いってなにさ」をテーマにしたいと思います。
上手くなろう!って人のためのシリーズなのでまずはどうなれば上手いのかを考えてみましょう。




ゲーセンで自分と実力が近そうな人を見かけたときに「あ、この曲はクリアできてないんだ。でもあれのクリアすごいなー」とか、
「スコアは負けてるかも、クリアは勝てそうだけど」とか思うことありませんか?


僕はよくありますw
自分の方が上手いからどうこうとか、下手だからどうこうとかそういうわけじゃないですけど、気になりますよね!





さて、僕の考える上手さというのはスコアもクリアも安定もフルコンも対応力もなにもかも上手い人が本当に上手い人だと思います。
どれかひとつでも欠けてれば、そこがその人の下手な部分だという考え方です。


もちろん「クリアさえできればそれでいいよ」とか、「発狂とか人間のやるものじゃないって」って人を否定したいわけじゃありません。
ただ、スコアが狙えるようになると簡単な譜面を上手くなっても楽しめますし、発狂には発狂の繋ぎには繋ぎのおもしろさがあると思うのです。
せっかくIIDXというとても面白いゲームをやってるんだから骨の髄までしゃぶりつくしたいですよね!
欲張りな僕はクリアもスコアも繋ぎも諦めたくはないんです。








精神論や姿勢の話が続きましたが、今度は具体的にはどうすればいいの?って話です。



上手くなるには全部全部上手くなろうとするのが1番だと思います。
スコアが出ないならスコア詰めを、クリアが下手なら特攻を、安定感がないなら事故りやすい曲の安定を意識してやってみましょう。


それぞれ独立したスキルに見えるかもしれませんが、究極の目標が全ピカ安定というところは一緒です。
ぽろぽろ零してたらスコアは出ませんし、リズムがキープできてなければどこかでミスしますし、安定してクリアできれば練習曲がその分増えます。




このIIDXというゲームは他のゲーム以上にプレイ回数が上手さに直結するという性質があります。
その1番の理由は、「譜面そのものは他のゲームに比べてめちゃくちゃむずかしいのに、物理的にはそれほどむずかしくないから」です。



例えば☆12のScripted Connection⇒ A mixはなかなかの高難易度譜面ですが、やってることはbpm151の16分をひたすら押し続けるだけです。
クラッチだってそんなに多くはないので最大10本の指先であの小さくまとまった7つのボタンを1分間に600回のペースで押すだけです。


他のゲームはボタンの間隔が大きかったり、ボタンの数が多かったり、足やスティックやべこんべこんする弁でやらなきゃいけないんです。
IIDXならあの小じんまりとした8つでやるだけ!
…でもそれがむずかしいんですよねw




IIDXは譜面が複雑で覚えてしまうのはかなり難しいので見えるようにしないといけないのです。


譜面を見えるようにするにはまずは回数をこなすことです。
自分の見える限界より少し上の譜面をひたすらやり続ければ必ず譜面が認識できるようになります。
「なんかよくわからないけど指がぎりぎり押せてる」というラインの曲が1番練習になると思います。



でも何度も同じ譜面をやっているとどんな譜面だって見えるようになってしまいますよね。
そこでランダムをかけるわけです。


毎回違う譜面が降ってくるという素人目にはマジキチなオプションですが、悪い意味での「慣れ」を防いでくれます。
そして正規譜面だけではあまりないパターンに慣れることができるので、自分の苦手を潰すことができます。



ランダムにはもちろん「当たり」と「外れ」がありますが、1番大事なのは当たり譜面じゃありません。
外れ譜面を引いたときにどこまで粘れるかです。


僕はこれが真の実力だと思ってます。
外れ譜面でもそこそこのプレイができるなら、当然当たり譜面ではそれ以上のプレイができますからね。



ランダム譜面の外れで粘るという姿勢がすごく大事だと思う理由はもうひとつ。
IIDXそのものが「当たりを待ってスコアや繋ぎやクリアを達成するゲーム」じゃなくなるということです。


10回に1回しか来ない当たりを待つよりも外れてる9回分も上達の肥やしにした方がいいに決まってるじゃないですか。
その方がずっとIIDXは楽しいし、上手くなるしいいことづくめだと思うんです。


常に本気でやらないとなかなか上手くはなりませんからね。
外れ譜面を引く度に萎えてたら効率も悪いです。



というわけで、認識とランダムの話でした。



あともう一つ、とにかくいろんな譜面をやりましょう。埋めましょう。
いくらランダムをかければ5000通り以上のパターンがあると言っても、何回quasar乱をやってもチェッキンは降ってきません。


そしてレベルのわりに妙に難しく感じる譜面があったら、それは自分が苦手なのかみんなにとって難しい譜面なのかを誰かに聞いてみましょう。
自分の苦手が洗い出せるかもしれません。


埋めるときはぜひスコアの目標も作ってみましょう。
ライバルのスコアなり、AAやAAAのスコアランクなり、BPなり、とにかく具体的な達成目標を持ってプレイするのがいいと思います。




あとさらにもう一つ、ノーマルゲージはかなり大味なので凡ミスを減らして精度をあげる練習もかねてなるべくハードゲージで挑戦するのがいいと思いますよ。
あんまり局所的に難しい曲をやりこむには向いてないですし、アーケードだとお金が勿体無いという面もありますが、確実にノマゲより練習になります。


三曲目に安心してハードで選べる曲を増やすっていうのもとても大事なことだと思います。
対応力を試すこともできますし、なにより練習しやすいですからね。









さて、そこそこ長くなりましたが今回はこんなところで!


僕はあんまり太字とか色文字とか使うの慣れてないし好きじゃないんで改行ぐらいしかしてないんですが、読みづらいですかね。これ。
なんかご意見ご感想などあったらコメントでもリプでもいいんでぜひお願いします。


自己満足で書いてるとこもあるけど、上達する楽しさみたいなのを満喫してもらいたいし共感したいんです。
対象にしているレベルの人はどんどんクリアマークも増えてくし、スコアも伸びる1番楽しい時期だと思うのでぜひ楽しんでほしいんです。