1月に読んだ本


今月はたくさん読みました。週に10軒以上ブックオフめぐったりして本の虫になってた。
積み本も増えたので来月は順調に崩していきたい。



1月に読んだ本


夏の前日 1 (アフタヌーンKC)

夏の前日 1 (アフタヌーンKC)

読了日 1月4日
デフォルメのタイミングが謎でちょっとリズムが悪い気がした。僕は晶さんになりたい。


夏の前日(3) (アフタヌーンKC)

夏の前日(3) (アフタヌーンKC)

読了日 1月4日
とてもおもしろくなってきた。


夏の前日(2) (アフタヌーンKC)

夏の前日(2) (アフタヌーンKC)

読了日 1月4日
なにかを創るのには孤独が必要で、そのことを承知して哲生の孤独を愛してくれる晶は本当にいい女で、僕はどこまでも哲生がうらやましい。


本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

読了日 1月7日
三回以上読んでいる本は多くないのだけど、もう十回以上通読してる。
村上春樹が格好つけたタイトルをつけてしまったばかりに戦争小説のようだと思われがちだが、これは戦争を語るティム・オブライエンを語るというメタフィクションだ。オブライエンは後にこう語っている。「全ては創作だが、絶対に本当だ」。つまるところ、これが肝なのだ。


なにかもちがってますか(3) (アフタヌーンKC)

なにかもちがってますか(3) (アフタヌーンKC)

読了日 1月7日
須藤直角とか夜神月をヘタレにした感じの主人公たちが愛しい。このままハードなシリアス路線にはならない雰囲気があるけど、やっていることは殺人だし、さてどうするんだろう。


潔く柔く 9 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 9 (マーガレットコミックス)

読了日 1月8日
いくえみ綾の描く天真爛漫な男の子は本当にかわいい。それにしても、こんな男子高校生を描く人が巻末でエステとかスイーツの話してるの、ちょっとギャップある。


潔く柔く 10 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 10 (マーガレットコミックス)

読了日 1月14日
ここで禄かー。禄かわいくて好きだからちょっとうれしい。でもなんかカンナが一巻のころと違う感じするね。


潔く柔く 11 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 11 (マーガレットコミックス)

読了日 1月14日
聞こえなくなってる方の耳の側から禄がしゃべり続ける場面がとてもいい。


潔く柔く 12 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 12 (マーガレットコミックス)

読了日 1月16日
時間をかけて描いてきたから幽霊や幻みたいに少し突飛なものにも説得力がある。時間の流れを描くのに時間をかけてきた感じがすごくいい。


潔く柔く 13 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 13 (マーガレットコミックス)

読了日 1月16日
いい完結だった。構成力ほんとすごいね。
一人の視点から見た誰かと、別の視点から見た誰かの印象の違いを表現するのがとてもうまい。見る側の感情によって見え方が変わるような描写は少女漫画ならではなのかも。


好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

読了日 1月10日
五年か六年ほど前に読んだきりだったが再読してみると記憶に残ってる以上によかった。ただやっぱり章ごとにバラバラの話という印象は否めなかった。
それにしてもこのタイトル、超流行ったよね。


おやすみプンプン 9 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 9 (ヤングサンデーコミックス)

読了日 1月11日
浅野いにおが漫画家志望のキャラを描くってものすごい衝撃だった。あと編集者の人がちょっと浅野いにお本人に似てる。


おやすみプンプン 10 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 10 (ヤングサンデーコミックス)

読了日 1月11日
一番残酷な再開が全部作りものだったっていう流れがよすぎる。


おやすみプンプン 11 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 11 (ヤングサンデーコミックス)

読了日 1月11日
この流れは必然だと思っていたけど、それでもプンプンには乗り越えてほしかった。終わりではない絶望の先に幸せを見つけてほしかった。あー、それにしてもこんなにおもしろくなってくるなんて、なんかくやしいな。


乱と灰色の世界 4巻 (ビームコミックス)

乱と灰色の世界 4巻 (ビームコミックス)

読了日 1月12日
日比くんちょういい。キャラも絵もすごく好きなせいか、かえってストーリーが今後どうなるのかにあまり興味がわかないっていう妙なことになってる。


乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

読了日 1月13日
大体、結婚の話がおもしろくないわけがないんだ。ずるい。
絵が上手い人や漫画が上手い人はたくさんいるけど、この人みたいに作品世界=異文化への愛がそのまま描き込みの量に繋がってる人って素直に好きになれる。


ポトスライムの舟

ポトスライムの舟

読了日 1月14日
主題がある種のベタさを持っているのに文体が軽くて落ち着いているのがよい。良くも悪くもいろんな読まれ方をしそう。


読了日 1月15日
そろそろ、槇と絆の関係を進展させてシリアス路線に入ってほしい。本当に。

希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)

希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)

読了日 1月22日
少し物足りないけど読みやすかった。承認の共同体の冷却作用については否定も肯定もまだしづらいような気がした。
引用のたびに学者の名前に枕詞つけてるのが多少サムい。
著者はピースボート乗ってる間、イライラしっぱなだったんじゃないかといらん心配をしたけど、あとがきによると楽しんでいたようでなにより。


近代小説〈異界〉を読む

近代小説〈異界〉を読む

読了日 1月22日
有名な作家のそれほど有名ではないものが多数読めてしかも取っつきやすいのでなかなか楽しめた。短いけど一編ずつ解説がついてるのもよい。ただ2000円もするし装丁もダサいので教科書に指定されてなければ買わなかったかな。


ぼくらは都市を愛していた

ぼくらは都市を愛していた

読了日 1月31日
戦争と「情報震」によって滅びた世界に生きるミウと、体間通信によって互いの意識を共有することのできる技術の生まれた都市に生きるカイムという双子の姉弟の物語。ミウは日誌という形式によって、カイムは体間通信という装置によって、どちらも地の文が一人称的であり三人称的であるという不思議な形式になっていておもしろい。
イーガンの『順列都市』にかなり近い発想だと思うけど、少し性急だったような気もする。
それにしてもタイトルがよい。



1月に積んだ本

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

なんとブックオフで100円だった。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)

グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)

なんとブックオフで100円だった。
零式 (ハヤカワ文庫JA)

零式 (ハヤカワ文庫JA)

輪るピングドラム 上

輪るピングドラム 上

輪るピングドラム 中

輪るピングドラム 中

輪るピングドラム 下

輪るピングドラム 下

絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち

九十九十九 (講談社ノベルス)

九十九十九 (講談社ノベルス)

なんとブックオフで。
オン・ザ・ロード (河出文庫)

オン・ザ・ロード (河出文庫)

これの翻訳をしてる先生にいただいた。読みたかったんだ、ちょうど。
龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)

なぜかなくしたので二冊合わせて買った。なんとブ。

1月に読みたいと思った本

レトリックのすすめ

レトリックのすすめ

レトリック感覚 (講談社学術文庫)

レトリック感覚 (講談社学術文庫)

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

階級都市―格差が街を侵食する (ちくま新書)

ストロボライト

ストロボライト

あらかじめ裏切られた革命 (講談社文庫)

あらかじめ裏切られた革命 (講談社文庫)

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)

世界の果ての魔女学校

世界の果ての魔女学校