11月に読んだ本


2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3008ページ
ナイス数:22ナイス


スプライトシュピーゲルIV  テンペスト (富士見ファンタジア文庫)スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫)感想
TRPGのくだりがすごすぎた。ややこしい政治や軍事ネタが絡んだ舞台の中でさらにゲームでシミュレーションさせて主人公たちに理解をさせるっていう発想もすごいし、あの場面そのものが純粋に小説としても抜群におもしろい。まさかあんな場面で涙ぐむことになるとは思わなかった。
読了日:11月30日 著者:冲方 丁

帝一の國 4 (ジャンプコミックス)帝一の國 4 (ジャンプコミックス)感想
2巻3巻とギャグ色が強くなりすぎてるように感じてたけど、おもしろくなってきた。この手の話ってどうしても先が読めがちになるけど、ほどよく読めない感じで楽しい。
読了日:11月28日 著者:古屋 兎丸

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)感想
テンポはいいんだけどなんかダレそう。
読了日:11月28日 著者:松井 優征

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)感想
『押し絵と旅する男』ぐらいしかまともに読んだことがなかったので読みました。『芋虫』と『鏡地獄』が目当てだったけど、『屋根裏の散歩者』が気に入った。
読了日:11月28日 著者:江戸川 乱歩

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)感想
中学生の頃に読んだ記憶があって、ずっと徳間デュアル文庫(オーパーツ)で探していたらいつの間にか復刊されていた。ちょうどこれを買ったあとに古本で徳間版も見つけてどちらで読むか迷ったけど、初めての星海社文庫で読んでみた。スピンがついてるのはいい。表紙の折り返しが巨大なのもなんだかおもしろい。当時はなんだか読みづらく感じたような記憶もあるけど、一瞬で読み終わってしまった。設定はメガゾーン23のオマージュ?
読了日:11月18日 著者:上遠野 浩平,serori

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)感想
極めて退屈であると同時に非常にスリリングという不思議な小説だった。僕自身もこの手の超ミクロ的考察をなにかとしてしまいがちなタイプなので、そういう意味では共感に近いところもあった。/中二階から出ていき、中二階に戻ってくる。自省録について考えながら脚注について考察する脚注。そして靴ひも。小説の結び方はやはりスリリング。靴ひもだけに結び方がよい。
読了日:11月16日 著者:ニコルソン ベイカー

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)感想
戦下のボーイミーツガール!甘酸っぱく切なくいくぜ!と勢いこんで読み始めたところ、冒頭の断り書きで、おっこれはきちんとSFしてるぞと思い直してじっくり読んだ。ラストは半ば予想通りだったかもしれない。なにかとどんでん返しばかり強調されているようだけど、レモネードのように心地よい少年少女の物語を追う素直な読み方が僕は好き。
読了日:11月13日 著者:マイクル・コーニイ

柿の種 (岩波文庫)柿の種 (岩波文庫)感想
師にあたる漱石もそうだけど、この人の文章は本当に美しい。読みながらずっと、寺田寅彦Twitterをやっていたらどんなだろうと想像をしていた。
読了日:11月7日 著者:寺田 寅彦

アイの物語 (角川文庫)アイの物語 (角川文庫)>のあり得べき未来ではなくあり得なかった未来を描くという形式はとても刺激的だった。ページ数のわりにはかなり読みやすいけど、もう少し文章がうまければもっと気に入ったかもしれない。少しベタ。
読了日:11月3日 著者:
山本 弘

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