コミティア98所感

こないだの日曜日にコミティア初参加してきました。
サークルじゃなくて一般の方ね。
知り合いの方がサークル参加してる以外はまったくの手探りであてもなかったのですが、とてもいい刺激を受けました。


漫画について自分の世界や認識を広げるいいきっかけになったとか、いろんな独特の感性に触れて創作意欲がわいてきたとか、まあそんなわりと月並みでちょっとこっ恥ずかしいような感想もあるにはあるのですが、そこらへんを微に入り細を穿って書いても自己満足なだけな気もするので省きます。
一冊一冊個別の感想はコミティアのWebフォームに送ればいいかな、とも思うし。


さて、即売会の一番おもしろいところって、目当てのものをゲットしたあとにうろうろして、自分の好みや手に取る癖みたいなのがわかるとこかなって思うんですよね。
あー、自分はこういう絵柄や装丁やタイトルに惹かれがちなのねっていう再確認みたいな。


それも楽しいんですけど、せっかく創作オンリーのイベントに行くのだからということで、今回はざっくりした目的を作ってぐるぐる回ってみました。
大学でぼちぼち文芸系だったので機関誌系の文芸同人誌ってのはわりと見慣れたものだったんですが、もっと小規模にやってる人は一体どんな感じなのかなっていうのが前からわりと気になっていたのです。
漫画と違って活字だと段組っていうのがあるじゃないですか。ノベルスとかだと二段組になっていたりしますよね。
あと絵入りのキャラクタ小説(要はラノベっぽいもの)の割合なんかはどんなもんだろうかとか。
そこらへん気になってたので実際に手にとって見たり買ったりしてみました。


実際に見て回ってみると案の定というかなんというか、かなり多岐に渡っていてなかなか面白かったです。
文庫より一回り小さい(B7ぐらい?)ような薄いペーパーバックのようなものとか、B4かなんかで二段組にしてやっているものとか、まあとにかくなんでもありって感じでした。
フォントに疎いもんでそれはパッと見ただけだと全然わからないんですが、もうちょっと勉強してから改めてそこらへんも意識して攻めたいところです。


あと最近、電子書籍うんぬんのあれでわりと装丁について考えなおす機会が多かったので文芸に限らず装丁に工夫を凝らしているものも探してみました。
紐綴じの草紙風の本だとか、わら半紙(?)みたいなのだとか結構ビビッとくるものがいろいろありました。
同人即売会って自分のニッチな読書欲とかを満たすものだと思うので、今回みたいな一歩引いて俯瞰的に傾向なんかを見るのはちょっと邪道かなとも思うんですが、こういう楽しみ方もよいものだと思いました。


こんなのも出てたらしいんですが、これを買い逃したことが一番の不覚です。
通販やってるみたいなので絶対近いうちに買います。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0020/03/14/040020031407.html





なんか明文化しちゃうのもなーと思わないでもないんで、こっそり最後に書きますけど、同人で小説書くのもいいよなーって思いました。
今は大学の創作ゼミにいるんで書く機会には恵まれているんですけど、賞に応募する気もさらさらないのでこのままだといずれ書かなくなってしまいそうなんですよね。
せっかく書くことを覚えたんだから書きながら生きていきたいとも思うのです。
もうちょっと手探ってみてからいろいろ。