第一回 まんがるせまとめ


ちょっと前、やりたいよなーというようなことをこのブログでも書きましたけど、
こんな感じで本当にマンガオフをやりましたよ!!


http://tweetvite.com/event/mangalsay



さて、そんなわけで紹介されたマンガをこちらにまとめつつ、僕がその場で読めたものには僕の感想もくっつけて書きます。



[twitter:@girlsaid]の紹介したマンガ

Under the Rose (1) 冬の物語    バースコミックスデラックス

Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス


まずは一人目、発起人の僕が紹介したのはこちらのマンガ。


Webコミック、スピカで連載しているヴィクトリア朝時代を舞台にしたマンガです。
主に第一部、冬の物語について紹介しました。


第一部の主人公は11歳の少年なんですが、意外とこの年頃のキャラクタを反抗期真っ盛りの少年として描いた作品は少ないような気がして、そういう意味でこの作品は素晴らしいと思いました。
創作らしい少し大人びた部分と、まさにこの年頃ならではの思い込み突っ走りとそれに伴う痛みがとても鮮烈でいいです。


話はそこから少し脱線して、電子コミックってどうよみたいな話だとかにも少し発展しました。
自分で話したことはメモを取らなかったから自分のが一番何書いていいかわからないですねw


[twitter:@smania0711]の紹介したマンガ

ライン (角川コミックス・エース)

ライン (角川コミックス・エース)


数学マニア、スマニアさんの紹介したマンガはこちら。


自殺しようとする人たちをなりゆきで止めることになる二人の少女の話です。


生き死にについて描くのが本当にうまい。
短期連載されたものだけど、話のまとまりが非常によい。
繊細で答えの見つけづらい問題を扱ってはいるけれど、ラストにカタルシスがきちんとあり、読後感が非常によいというものでした。


一冊で終わるマンガの良さについてもここで少し話題にのぼりました。

僕の感想

なるほど、確かに構成のシンプルさ、読後感がとてもよかった。
自殺は是か否かというような問題をマンガの中で扱うとどうしても明確な答えを避けたような終わり方になってしまいがちだけれど、
むしろこの作品は答えが用意されてないことを前提に描かれたもののように感じた。


とにかく疾走感が素晴らしい。
部屋の隅でうずくまって頭で考えるのではなく、ただひたすら駆け抜けて走り続けることで見えてくるものがあるというのは伝えづらいものではあるけれど確かな物のように思えた。


[twitter:@sayudot]の紹介したマンガ

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)


若きマンガ読み、まさゆめさんの紹介したマンガはこちら。


一大決心をして告白した女の子から付き合う条件として「とあるピンボール筐体のハイスコアを更新すること」を突きつけられる。
ゲームをプレイすることに暇つぶし以上の意味を見出せない主人公が、ゲームを日常にしていく過程を描く。


感情をストレートに描くのがとてもうまい。
音ゲーマーはいいから読め!との紹介でした。

僕の感想

音ゲークラスタを中心に集まったこの会の第一回目にまさしく相応しいマンガだったと思う。
奇をてらわないストレートさと勢いがあり、なにより僕らが読むべきマンガだなと思った。
三度ばかり涙が滲んでしまったよ、ちくしょう。


無心になって、とにかく無心になってゲームをプレイするのだ。楽しむのだ。
無味乾燥なはずのスコアを示す数字の先に、そのスコア保持者の見る景色を想う。憧れる。
自分もそこへひたすら近づいていく。
まさにそれ!音ゲーマーならみんなその楽しさを知っているでしょう?


[twitter:@udukikko]さんの紹介したマンガ

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)


書店員経験があり、ご自身が書く側でもあるウヅキッコさんの紹介したマンガはこちら。


白血病が完治して、一年遅れで高校に入学したところから始まる学園もの。


恋愛だとか友情だとか、そういうものはもちろんあるのだけれど、なにが主軸というわけでもなく優しく進んでいく話。
キャラクタの「なにが好きか、なにが嫌いか」のちょっとしたぶつかり合いであったりが個性を際立たせてそれぞれを魅力的にしている。
『きのう何食べた』を現在連載中のよしながふみらしい、ちょっとしたところでの弁当やお菓子の描写などもとてもよい、という紹介でした。



非常に申し訳ないのですが、時間の関係で僕はこの作品を読むことができなかったので感想はなしです。
もちろんきっと近日中に読みます。


[twitter:@cink]さんの紹介したマンガ

新装版 大日本天狗党絵詞(1) (アフタヌーンKC)

新装版 大日本天狗党絵詞(1) (アフタヌーンKC)


Spin the discのうまいマンガ書き、シンクさんの紹介したマンガはこちら。


「言葉にできないものを見た!」
初めて読んだときの衝撃は圧倒的だった。
墨を磨って筆で描かれた絵、独特のページ作り、掲載されてる雑誌の中で明らかな異彩と存在感を放っていた、という紹介でした。


ホームレスであるシノブと師匠の天狗の人間社会との距離、それぞれの心のすれ違いを描いた作品、だそうです。



こちらも時間の都合で読めなかったのですが、ドンとガストのテーブルにこのマンガが置かれた瞬間に「ヤバい・・・!」と思いました。
時間が許したとしてもこれは自分で買って、一人部屋で携帯とPCの電源を切って読みたいと思い、その場では読まなかったんじゃないかと思います。






さて、以上でとりあえず一人一作ずつの紹介をまとめました。
とは言っても、みなさん複数作持ってきてくれたのでそちらも簡単にではありますけどまとめておきます。


[twitter:@smania0711]

論理少女(1) (シリウスKC)

論理少女(1) (シリウスKC)


[twitter:@sayudot]

グラゼニ (1)

グラゼニ (1)

FULLSWING 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

FULLSWING 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)


[twitter:@udukikko]

愛はどうだ! (りぼんマスコットコミックス)

愛はどうだ! (りぼんマスコットコミックス)

江豆町―ブリトビラロマンSF

江豆町―ブリトビラロマンSF


[twitter:@cink]

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

森山中教習所 (ビッグコミックス)

森山中教習所 (ビッグコミックス)




これで当日、ガストのテーブルに並んだマンガはすべてだと思います。


とてもいい会でした。
紹介されたものは読みたくなるし、そこから広げたくもなる。
同じ話題で盛り上がった人の好きなものをもっと知りたくなる。


第二回をやりたくてついこのエントリのタイトルにも第一回って入れちゃいました。
またやりたい!!