マルドゥック・ヴェロシティ

火の鳥 1 黎明編 (角川文庫)

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火の鳥 2未来編 (角川文庫)

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火の鳥 3ヤマト・異形編 (角川文庫)

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火の鳥 4 鳳凰編 (角川文庫)

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火の鳥 5 復活・羽衣編 (角川文庫)

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火の鳥 9 宇宙・生命編 (角川文庫)

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リューシカ・リューシカ(4) (ガンガンコミックスONLINE)

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千年万年りんごの子(2) (KCx)

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永遠の森  博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)

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乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)

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紫色のクオリア (電撃文庫)

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言の葉の庭の感想

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ちょっと前に観てきました。そんなにおもしろいことが言えるわけでもないけど備忘録程度に感想を書いておきます。



新海誠作品は秒速5センチメールとほしのこえしか観たことがないのでそれらとの比較での作家観みたいになっちゃうんですが、あまりにモノローグに頼りすぎていて、言葉で説明しないでアニメーションしてくれと叫びたくなる作りがだいぶマイルドになっていて安心して観られました。後半はそれでも少し多かったけど。
シナリオは大人になることのむずかしさや大人の辛さ的なものを少年時代や青春と対比的に見せるところが秒速5センチメールと近い感じがしましたが、秒速のどうしようもないことをどうしようもないどうしようもないと嘆いている感じとは少し違っていて、きちんと前に進もうとしているキャラクタに好感が持てました。
時間軸をひとつに絞って主人公との関係性の中で描いている分、短い物語の中で描ききることに成功してるのかも。
アニメーションも背景美術の美しさに磨きがかかっているだけでなく、キャラクタの手先足先なんかの動きが豊かでずっと人間味ある感じで、秒速のどえらいカキワリ感を思うと一番よくなっていた部分な気がしました。



正直なところ、観終わったら「はぁー、むっかつくー!けど観てよかったー!でもむかつくー」とかうだうだ言いたくなるに違いないと思っていたんですが、もっとすっきりした気持ちで素直に「よかった!」って言えました。
あくまでも君と僕という閉じた関係を描くところ(あるいはそこから出られないところ)というのは、僕もそこに限界を感じつつも悔しいけど好きと言ったところなので新海誠がまた新作を作ったらきっと観に行くと思います。



ここからは作品からは離れてちょっと逸れた話。
「君と僕」をひとつの確かな物語にするには結局は巨大ななにかをそこに交えなければただの恋愛物語にしかならないのかなとも思う。
例えばイデオロギーだったり、例えばセカイだったり。

4月に読みたいと思った本


訪問者 (小学館文庫)

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4月に積んだ本


Under the Rose 7 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)

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紫色のクオリア (電撃文庫)

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何者

何者

4月の読書


たくさん読んだように見えて、ほとんど積んでた漫画の崩しだったり。
でも惜日のアリス、スタッキング可能、バイオーグ・トリニティ、ストロボライトと抜群にいいものをたくさん読めたいい一ヶ月だった。

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